禁煙外来について

 禁煙治療薬「チャンピックス」は2021年より長期出荷停止となっておりましたが、2025年10月より出荷が再開されました。

 当院では現在、
「チャンピックス」(内服薬)
 または
「ニコチネルTTS」(ニコチンパッチ)
を使用した禁煙治療を行っています。

治療を受ける方の体質・生活習慣・喫煙歴に合わせて最適な治療方法をご提案いたします。

禁煙治療は「意志」ではなく「治療」です

■ 喫煙は「ニコチン依存症」という病気です。

■ 医療機関で適切な治療を受けることで、禁煙成功率は自力禁煙の約2〜3倍に向上するといわれています。

■「何度も失敗している」「自分の意志は弱い」と感じている方こそ、ぜひ一度ご相談ください。

標準的な受診スケジュール(保険診療の場合)

■ 禁煙治療は原則として 12週間(計5回)のプログラムで行います。

(1) 初診:依存度評価、治療方針の決定、処方開始
(2) 2週目:副作用確認、使用方法の確認、継続支援
(3) 4週目:離脱症状の評価、行動サポート
(4) 8週目:経過確認、再発防止指導
(5) 12週目:最終評価、治療完了

禁煙治療にかかる費用(保険診療)

■ 一定の条件を満たす場合、禁煙治療は健康保険が適用されます。

概算費用の目安(3割負担の場合)

12週間の標準治療総額
▶ 約12,000〜20,000円(使用する薬剤により異なります)

内訳の目安

診察料:1回 約1,000〜2,000円 × 5回

薬剤費
・チャンピックス:総額 約8,000〜13,000円
・ニコチネルTTS:総額 約6,000〜10,000円

※薬価改定や処方量、患者さんの状態により変動する場合があります。

保険適用となる主な条件

・ニコチン依存症の診断基準を満たす
・直ちに禁煙する意思がある
・一定以上の喫煙歴がある
・過去1年以内に保険で禁煙治療を受けていない

治療方法の比較

チャンピックス(バレニクリン)

メリット

・非ニコチン治療
・喫煙時の満足感を抑える
・強い喫煙欲求を減らす作用が比較的強い
・禁煙成功率が高い

デメリット

・吐き気、不眠、便秘などの副作用が出ることがある
・服薬継続が必要
・一部の持病・併用薬により使用できない場合がある

ニコチネルTTS(ニコチンパッチ)

メリット

・貼るだけで簡単
・ゆっくりニコチンを供給し離脱症状を安定させる
・内服薬が苦手な方にも適している

デメリット

・皮膚のかぶれなどの局所反応
・妊娠中は使用不可
・強い喫煙欲求には効果が不十分な場合がある

どちらを選べばよいですか?

■ 強い喫煙欲求を抑えたい方 → チャンピックス
■ 副作用を抑えつつ手軽に始めたい方 → ニコチネルTTS

診察時にご相談のうえ、最適な方法を決定いたします。

禁煙のメリット

■ 禁煙後は次のような変化が期待できます。

・数日以内に血圧や脈拍が安定
・数週間で咳や息切れの改善
・肺がん・心筋梗塞・脳卒中のリスク低下
・医療費の削減
・家族の受動喫煙リスク減少

■ 何歳からでも禁煙の効果は得られます。