新型コロナワクチンのまとめ

新型コロナウイルスワクチンについて(2026年9月)

*2026 年度の新型コロナワクチン定期接種に関する⾒解(2026年 9 ⽉ 1 ⽇ ⽇本感染症学会・⽇本呼吸器学会・ ⽇本ワクチン学会)より

■ 有効性

  • 65歳以上での発症予防効果は44.3%。
  • 60歳以上での入院予防効果は61.8%であり、重症化予防効果も確認されている。
  • COVID-19の罹患後症状 (Long COVID) の予防効果も報告されている。

■ 死亡率

  • 日本のCOVID-19による年間死亡数は、2022年の47,638人から、2023年は38,086人、2024年は35,865人と推移した。2025年は約21,000人と、前年から約40%減少。
  • 約98%が65歳以上の高齢者。
  • インフルエンザによる死亡数(2025年約6,800人)と比べて、COVID-19による死亡は3倍以上といまだ多い。

■ 重症化リスク

  • 高齢者のCOVID-19重症化率は以前より低下し、インフルエンザと同等かそれ以上である。
  • それでも高齢者にとっては依然としてリスクが高い。

■ 感染後のワクチン効果

  • オミクロン株感染後の再感染予防効果は、変異株の影響もあり、1年以上経過するとほぼ消失する。過去に感染したことがある方にも、最新の新型コロナワクチンの接種が推奨される。

■ 接種時期

  • 2026年冬および2027年夏の流行に備えて、高齢者には流行株に合わせた最新の新型コロナワクチンの定期接種を強く推奨。
  • インフルエンザワクチンとの同時接種を利用した早いタイミングでの接種が望まれる。

■ 副作用と安全性

  • 接種部位の痛み、発熱、倦怠感、頭痛、筋肉痛などが主。多くは一過性。
  • ワクチン接種後の死亡リスク増加は確認されていない(国内外の複数の研究で報告)。
  • ワクチンだけで感染は完全に防げないため、基本的な感染対策(マスク、換気、手洗い)も重要。
スクロールできます
製品名製薬会社種類(標的部位)抗原組成創製・製造特徴
コミナティ®ファイザーmRNA (SP)XFG海外・海外スパイクタンパク質全体をコードするmRNAを使用。
エムネクススパイク®モデルナmRNA(NTD・RBD)XFG海外・海外スパイクタンパク質のNTDとRBDをコードするmRNAを使用。
ヌバキソビッド®武田薬品組換えタンパク (SP)XFG海外・国内唯一の非mRNAワクチン。組換えスパイクタンパク質を抗原とし、アジュバントMatrix-Mを添加。発熱等の全身性副反応が比較的低頻度
ダイチロナ®第一三共mRNA (RBD)NB.1.8.1国内・国内スパイクタンパク質のRBDをコードするmRNAを使用。
コスタイベ®Meiji Seikaファルマ自己増殖型mRNA (SP)NB.1.8.1海外・国内スパイクタンパク質をコードする自己増幅型mRNAを使用。

SP, スパイクタンパク; NTD, N末端ドメイン (N-terminal domain); RBD, 受容体結合部位 (receptor binding domain).